オススメ記事

『職業は武装解除』瀬谷ルミ子

今でこそ、「北朝鮮の脅威が・・・」とか毎日のようにニュースで目にしますが、私を含めほとんどの人たちにとって、世界とは、ニュースで目にする加工された情報に過ぎなくて、本当のところは正直言ってわからないですよね。

職業は武装解除 (朝日文庫)という瀬谷ルミ子さんの本を読みました。

この本は、DDRという聞きなれない言葉について書かれている本です。DDRというのは、兵士の【武装解除・動員解除・社会復帰】という意味の込められた言葉です。紛争解決というと、武器を使っての戦いがなくなった状態だと、私たちは考えがちですが、実際には、戦いそのものが終わっても、それで全てが終わりということはなく、武器を放棄して、もっと言えば、兵士がちゃんと社会復帰して、初めて問題は解決したと言えるのだそうです。

そのDDR活動を担うことになった著者の瀬谷ルミ子さんは、高校三年生の時に、ルワンダ内戦の写真(死にゆく母の身体を揺さぶる幼児の写真)を目にして、「なぜ?」という疑問を抱いて、世界を変えるための活動に進むことを決意します。その当時そこまで思っていたかはわかりませんが、結果的に世界中の多くの人々を救っている非常に尊敬できるお方です。

 

私やあなたは日本に生まれ、私は今こうしてブログで、【人生は自分の選択次第でいくらでも変えていける】と主張しています。

でも世界を知れば知るほど、それは誰にとっても当てはまることではなく、その【選択】さえ自由にできない人たちが、世界にはたくさんいるのだとと思い知らされます。

それを思えばこそ、私やあなたは、今目の前にある問題を、もう一度考えてみる必要があります。自分の殻にこもってしまうほどに、目の前にある問題は大きく大きくなっていきます。端から見れば、「たいしたことなくない?」ということでも、当事者が自分の殻にこもってしまっている時は、それがわからなくなっしまいます。

ですから、それを避けるためにも、世界に目を向けるというのは必要になります。

 

アフガニスタンの兵士たちは、「日本人が言うなら」と素直に武器を差し出してくれたそうです。他にも、日本は、支援の際に他の国とは違って政治的な思惑を持たずに支援活動を行うといって、好印象を持たれているケースもあるそうです。それと一番は、かつて原爆を落とされ戦争に敗れた日本が、ここまで復興を遂げた、というよりもそれまで以上に成長したということは、歴史的に見ても、ほとんどない例で、「参考にしたい・希望を持てる」と、好印象を抱いている国は多いそうです。

 

私はそんな日本に生まれたことを誇りに思っています。あなたはどうですか?