オススメ記事

『アリさんとキリギリス』

2017年9月14日

 

持たない・非計画・従わない時代

楽しく働き、自由に生きるためのキリギリス思考法とは?

表紙より引用

これは細谷功さん著『アリさんとキリギリス』という本の表紙のキャッチコピーです。細谷功さんはビジネスコンサルタントであり、有名本『地頭力を鍛える』の著者でもあります。

イソップ物語の『アリとキリギリス』といえば知らない人はいないと思います。そのくらい有名なお話です。

 

【勤勉なアリと怠け者のキリギリスの物語】

 

頑張ることはいいことだ。最後に笑うのは努力した者だ。アリは素晴らしい。

それとは反対にキリギリスのような遊んで暮らすナマケモノには悲惨な未来が待っている。

ざっくり言うとそんなかんじで、我々大人は、子供の頃にそんな教育をされて育ちました。いざというときのために貯金しなさい。計画的に生きなさい。先生や親の言うことは絶対だ、と。

 

しかし、ここにきて著者は言うのです。

 

 

キリギリスの時代だと!

 

 

声高らかに叫ぶのです。

 

 

 

キリギリスの時代がやってきたのだ!と。

 

ジャンルはビジネス書に属するものだと思いますが、読みづらい感じはなく数分で読めると思います。堅苦しくなくおもしろい。さぁーっと一気に読めますよ!

 

この本では、生活のいくつかの場面でのアリとキリギリスのそれぞれの思考・行動パターンが記されているのですが、その前にひとつ!著者も主張しているように、別にどちらが悪いとは言っておりませんのでね・・・

アリが世の中の大多数の思考で生き、キリギリスが少数派の思考で生きているとうのがわかります。そう少数派とはすなわち、金持ちの思考です。

 

「お金が入ってくる」という事象と「お金を使う」という事象の順番が、アリは貯める(=お金が入ってくる)ことが先で、その後に初めて「お金を使う」ことが選択肢に入ってくるのに対して、キリギリスの発想は「お金を使う」ことによって「お金が入ってくる」という発想なのです。

P47より引用

 

これはまさにお金持ちの思考で、マルクスが述べている資本家のことでもあります。資本家はお金を使って、お金を生み出しています。つまり、お金を何かお金を生み出すもの(株式等)に変えて、より大きなお金を生み出す流れを作っています。そうじゃない人たちのお金は消費生活に消えてしまうか、もしくは銀行口座の中に眠っているだけです。

 

世の中には、というよりも日本では貯蓄は素晴らしいという考え方が多数派の意見としてその地位を築いています。でも貯蓄でお金持ちになるのには限度というものがあります。毎月数万円の貯金で仕事を辞めて自由に生きられるまでになるのにいったいどれほどの時間がかかるのだろうか?それ以上にその貯金によって失うものはなんだろうと考えたことがあるだろうか?

 

そのお金でもっと自分の能力を高めることができなかっただろうか?

そのお金で新しい経験をできなかっただろうか?

 

お金はいつでも取り返すことができます。

でも時間は二度と戻ってはきません。

 

 

この当たり前の事実をみんなわかっているのに、直視しようとしません。気付いたら何も変わらないまま何年を過ごしただろうか?死に際に数百万を手元に残して、それで満足するだろうか?時間、とりわけ希少価値が高いとされる若さは、そう長くは続きません。その貴重な時間の価値というのは、果たして数万円のお金と等しいものだろうか?少なくとも私青山にはそうは思えません。

 

もうひとつ!現代は常識に縛られる生き方ではますます生きづらい世の中になってきています。以前がどうだったか知らないけど(笑)。上の言うことは絶対。組織のルールは絶対。誰かの言ったことを疑うことなく絶対的に信じて生きていく。心が悲鳴をあげているのにその声を無視して生き続ける。そして、心を病んでしまう人たちがいます。キリギリスはそんな世の中を憂いているのです。

 

 

目次

  • 第1章 キリギリスの復権

  • 第2章 ストックとフロー 貯めるアリ、使うキリギリス

  • 第3章 閉じた糸と開いた糸 巣があるアリ、巣がないキリギリス

  • 第4章 二次元と三次元

  • 第5章 川下と川上

  • 第6章 アリとキリギリスの共存は可能か

     

 

好奇心旺盛で常識に囚われないあなたにオススメの本!

 

あなたの感じる生きづらさの正体はもしかして・・・

あなたがキリギリスだからなのかもしれませんよ?

 

※引用部分 『アリさんとキリギリスー持たない・非計画・従わない時代』細谷功 2016年11月 さくら舎

 

 

アリさんとキリギリス ―持たない・非計画・従わない時代