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夢を諦めるときがくるとして

2018年10月2日

こんにちは。

『土竜の唄 香港狂騒曲』観ましたが面白かったです。生田斗真のイケメンぶりが加速していますね。なのにちょっと抜けてる役というのがたまらんですな。それよりパピヨン強すぎじゃないですか?(笑) あと警察署内のトリオもっと出してほしかったですけどね。知らない人はすみませんが。

大人になっても夢を追う人たち

学生時代の先輩のバンドが、デビューしたもののあまり売れていない。

部外者が勝手にそんなことを言うのはどうかと思いますが、もしもテレビでよく目にするようなバンド、例えば誰でしょう?セカオワとかでしょうか?、セカオワが売れているとするのなら、比較対象にならないくらい売れていない。

テレビではあまり見ないけど、売れてるなってわかるようなバンド、例えばBUMPやRADと比較しても話にならない。

 

それでも彼は今もまだ音楽活動を続けています。そして、私は心からそんな先輩を尊敬しています。

学生じゃなくなったら結果を求められるようになる

高校生がカッコつけてギターを背負ってバンドを組むのも、大学生が飲み会の出し物みたいにおふざけのバンドを組むのも、学生という肩書を持っていれば大した問題にはなりません。彼らはまだちゃんとレールの上を歩いているからです。

 

しかし、卒業証書を貰った途端、そのお遊びは生きるか死ぬかの世界に突入していきます。結果を求められる活動に変わっていきます。

そしてほとんどの人はその重荷に耐えられなくなって、ギターを捨てて、安定したレールの上を歩き続けることを選びます。

一部の人たちは安定したレールを外れ、自ら描き出したレールの上を歩こうと試みますが、どれだけ情熱を持っていようと、音楽で世界を変えてやると粋がろうと、お金を稼げなきゃ待っているのは死です。そう、お金がなくなればステージにすら立てません。

ファンをつかめない人間は淘汰される、情熱やスキルだけではやっていけない、そこは厳しい世界なのです。

過去に見た売れないバンド

もうずっと前のことですが、好きなバンドのライブを小さなライブハウスに観に行った時のことです。

普通日常的にやっている小さなライブハウスでのライブは、人気があってファンをたくさん抱えているバンド以外は、他のバンドと一緒にライブを行います。

その日も私の好きなバンドの前に、知らないバンドが演奏していたんですが、そのバンドのボーカルがトークタイムに、「只今全国ツアー中です」みたいなことを言っていました。

私はそのとき、「うそだろ?」って思ったんですね。

そのバンドのボーカルは、「ファンの皆さんありがとう」的なことを続いて言ってたんですが、私が「うそだろ?」と思ったのは、その全国ツアーの東京地区に集まっていた熱心なファンが、まさかの【1人】だったんですよ。

全体的にお客さんはあまり来ていなかったんですが、それでも数十人はいたと思いますが、ほとんどの人がお目当てのバンドじゃないからなのか、ドリンクコーナーにいたり、後ろのほう突っ立っているだけでした。そんな中、【1人】だけ熱心なファンの女性が、前でノリノリで聴いていました。

そのとき私は、「売れるって大変なんだな」と心から思いました。

 

例えば、芸人さんでも、テレビに出てはいないけど、劇場ではすごく人気があって、面白かったグループが解散したという話を聞くと非常に寂しくなります。ちょっと前ですが、お笑いトリオのジューシーズが解散しましたね。ジューシーズのコントはホント好きだったので残念です。

 

売れないバンド、売れないお笑い芸人、人はいつ夢を諦めるのか?

大人になって、例えば周囲に、「芸能界に行く」とでも言ってみれば、「何バカなこと言ってるの。大人でしょ?」などと言われると思います。

だけど仮にその思いが本気だったとして、大人が夢を追ってはいけないなどという決まりなどあるのでしょうか?

 

たしかに、日本の大多数は雇われて生きるという選択をしています。そういう人たちには、会社という居場所があって、給料日がくればお金をもらって、そのお金でやりくりできる範囲で生きています。

そういう生き方は人に話しても笑われないし、例えば結婚の報告のために挨拶に行くときにも胸を張っていられます。だから世の中の大多数の人たちが、大多数の生き方こそ正しいと考えても、それはなんら不思議ではありません。

すべての人が現実的に生きたら退屈な世界になる

でもあなたが好きな人に振られたとき、誰の歌声があなたを慰めるのでしょうか?

あなたが会社で上司に怒られた夜に、誰があなたを笑わせるのでしょうか?

「こんな女の子と付き合いたい」と、あなたを奮い立たせてくれる水着姿の女性はどこにいますか?

私たちが使うiPhoneだって、多くの人に幸せを提供するディズニーランドだって、私たちの日常を彩ってくれるものはどれも、常識の外で生まれているのです。

 

もしも世の中の誰もが「現実的な生き方」をしていたら、この世界はものすごくつまらない場所になっていたと思います。

 

誰かが常識の枠から外れたから、誰かが夢を諦めなかったから、この世界は今、こんなにも彩に満ちているのです。

 

だからたぶん誰かは、たとえ生活が苦しくたって、ライブ会場にお客さんが集まらなくなって、夢を追い続けなければならないのです。

 

それがもしもあなたや私じゃないとしたら、夢を諦めない人たちに対して私たちがしなければならないことは、「現実的な生き方をしなさい」と笑ったり怒ったりすることではなく、彼らのことを応援することなのではないでしょうか?