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マーケター森岡毅がUSJに残していったもの

2017年10月30日

マーケター森岡毅さんがUSJに残していったものとは?

こんばんは青山です。

金曜ロードショーで映画『ハリーポッター』が4週連続でやっていますね。先週『アズカバンの囚人』を見て、何か自分の原点をたどれた気がするので、気合い入れて書いていきます。『アズカバンの囚人」ですが、子どもの頃はそうでもなかったのですが、ふつうにおもしろかったです。子どもの頃の記憶では、『炎のゴブレッド』あたりから、話が暗くなってきたような気がしまして、そのあたりからはちゃんと見れていなかったので、テレビでやってくれると意外にありがたいです。昔の自分にとって微妙だったものでも、大人になって改めて見たりすると目をつけるポイントが変わって、「おもしろい」と感じることってよくありますよね?

『ハリーポッター』というモンスター作品


『ハリーポッター』は、私がこれまでに一番熱くなったものと言っても過言ではありません。

映画『アズカバンの囚人』ら辺までですが、

毎日のように本を読んで、DVDを何十回と繰り返し見て、サントラCDを何度も聴いて、ゲームをやって(PS2の『秘密の部屋』です)、グッズを買って、まさにオタク状態でした。おそらく今後、あのとき以上に何かに夢中になることってないと思います。それくらい夢中になりました。

実際に家に来た友達に、

「オタクじゃん・・・」

と言われたこともあります。

 

外に出て、クディッチの真似で、ほうきにまたがって、走ったりしていましたからね。

「お前それクラスメイトに見られたら学校行けなくなるぞっ」って忠告してやりたいですね(笑)

 

でもそれくらい夢中になったし、あなたがハリポタファンであれば、似たような経験があるかもしれません(笑)

ありますよね?

 

だからUSJに『ハリーポッター』のアトラクションが出来た時は、真っ先に行きたくなるはずだったんですけどね。

はずだったというのは、その当時は少し熱が冷めていたので、冷めたと言ってもオタクだったので、通常に戻っただけですが。また、すごく混んでいると聞いたのもあって、結局始めて行ったのが、2017年になってからです。

というのも、USJの『ハリーポッター』に行ってみたいというのはずっとあって、いずれ行くだろうとは思っていましたが、実際にいざ足を運ぼうと思ったのは、日本一のマーケターといっても過言ではない実力を誇る森岡毅さんの影響です。森岡さんの本を読んで、打ち抜かれてしまったわけです。森岡さんは、本もプロモーションの一環であるみたいなことを書いていた気がしますが、だとすればまさにマーケターの手のひらの上ですね。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン


大阪府大阪市此花区にあるテーマパーク

最寄駅:ユニバーサルシティ駅(降りた瞬間からテーマパーク感がすごい)

運営会社:株式会社ユー・エス・ジェイ

当初のコンセプトは、ハリウッド映画の世界を再現したテーマーパーク

現在では、『ワンピース』や『ドラゴンボール』など、既存の枠組みに囚われず、お客様に満足にしてもらうためのエンターテインメントの追及を行っている。

「何でもありのUSJ」なんてイメージがありましたが(笑)、それも価値向上の結果だったんんですね。

開業当初こそ、飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、徐々に失速していき、森岡さんが来る頃には700万人台まで落ち込んでいた(開業当初は年間1100万人)森岡さんCMO(最高マーケティング責任者)に就任後、【マーケティング】の力によりV字回復(もちろんそれだけが理由ではありませんが)。

 

私が乗ったアトラクションいくつか

ジョーズ


映画史上に残る名作『ジョーズ』のアトラクション。ちなみに映画は見たことないです。

待ち時間は70分とかそれくらいだったような気がしますが、けっこう進むのが早かったような気がします。ディズニーランドの『ジャングルクルーズ』を連想させます。しかし、内容は全然ちゃいますやん。森岡さんのお子さんが泣いてしまって、その後しばらく魚恐怖症になったと本に書いてありましたが、「たしかに・・・」と頷けるアトラクション。けっこう本格派のアトラクションです。

 

森岡さんは、このアトラクションで、USJが取りこぼしている客層をつかむことに目を向けるようになったそうです。つまりは、ファミリー層です。

私もUSJが出来た当初聞いていた話で、大人向けのアトラクションばかりのパークというイメージを抱いていました。でも今では、ファミリー向けのエリアも充実していて、子どもも楽しんでいましたよ。

 

このジョーズですが、やばいですよ。

 

「かなり面白い」です。

 

スピードが速いとかそういう恐さではないので、「ジェットコースターとか無理!」でも、安心して乗れます。念のため。

 

もう、サメがね・・・・・・

 

あんなことになるなんてね・・・・・・

 

冷たっ!熱っ!

いや、多くは語らないでおきましょう・・・・・・。

 

始めて行く場合には、絶対に外せないアトラクションの一つです。

 

アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド


7年連続世界No.1ライドに選ばれたUSJの目玉アトラクション。

が、4K3Dの技術で一新(リノベーション)

 

「4K3Dってなんやねーーーーん!!」バシっ

 

Kというと、パッと(きつい・危険・汚い)というブラック企業の3Kが、頭に浮かんでしまった私は、日本社会の被害者なのでしょうか?

 

まぁ一言で言うと、4K3Dというのは、【リアル(本物みたい)】ということです。

本当にリアルで感動します。

このアトラクションは、『スパイダーマン』好きも、そうでなくとも楽しめますが、当たり前ですけど、『スパイダーマン』好きなら、より楽しめます。というのも、待ち時間やアトラクションそのものに、『スパイダーマン』のキャラが登場するのですが、

私、『スパイダーマン』の知識、ほぼ0なので、誰なのかわからなかったです。

『スパイダーマン』に関しては、スパイダーマンの姿かたちと糸を出すんじゃないか?くらいの知識しかないですからね。関係ありませんが、『キック・アス』は好きで、何度も見ました。同じ括りかわかりませんが(笑)

ハロウィンホラーナイト


USJ名物?の『ハロウィンホラーナイト』です。

大量のゾンビがうろうろしています。

たしか行った時は18時くらいから(夜の部)だったと思いますが、ある特定のエリアに、ゾンビが大量発生するというイベントです。昼間からキャストさんが、「ホラーナイト行きますか?」みたいなかんじだったんで、楽しみにしてたイベントです。

夜の街に、ゾンビがたくさんうろうろしてます。

恐いです。ブルブルブルブル

 

そこら中から

 

「きゃーー」という悲鳴が上がっております。

 

セーフティエリアといって、ゾンビが来ないエリアがあるのですが、そこで子どもが、ゾンビが恐くて大泣きしていました。

 

そういえば、ゾンビ出現エリアに子どもはあまり見かけなかった気が。

 

 

そうです。それくらい本格的なんです。

 

このハロウィンナイトを完成させるまでに、森岡さんは、日本と本場アメリカ(森岡さんはかつてアメリカに住んでいて、本場のハロウィンを経験したことがある)のハロウィンの違いを徹底的に研究して、

 

「もっとダークサイド的な非日常(ハロウィンだからこそ許される)を」と言って、

普段おしとやかさを求められる日本の女性が「きゃーーーーーーーーーー」と叫んでストレス発散できるハロウィンを目指します。

 

もともとゾンビ遭遇イベントは、年パス保持者対象に別料金でやっていたイベントだったそうですが、それを全面解禁。

 

ベッキーさんをCMに起用し、

 

 

初登場時には、需要予測を遥かに超える来場者を記録したイベントです。

 

エリア内であればどこに行ってもゾンビがいて、パフォーマンスを見て楽しむというより、自分も参加して、ゾンビと踊ったり(なんか一緒に踊るイベントがありました)、恐くて、でも楽しめるイベントです。

 

あなたが女性であれば、思いっきり「きゃーーーーーーーーーーーーーー」って叫びましょう。あなたが男性であれば、友達や恋人・家族と一緒に恐がるのもいいし、普段クールビューティな女性を連れて行けば、いつもと違った面を見られるかもしれませんよ?

 

そういえば、ハロウィン期間でしたので、仮装している方がたくさんいました。もういろんな思い思いの仮装で溢れていました。コナンとかワンピースの人もいましたけど、もはや仮装というかコスプレですよね(笑) スタイルの良い女性で、バニーガールのコスプレの人がいましたが、あれはアリなんでしょうか?目のやり場に困りましたが(笑) ディズニーでは見かけない光景です。

 

やっぱUSJって、

 

「何でもありなんやなかーーーーーーい!」バシっ

『THE WIZARDING WORLD OF Harry Potter』


これこそ森岡氏最大の功績であり、USJ最大の目玉エリアであります。

 

出来た当初こそ、混雑でこのエリアに入れないという話もありましたが、今では普通に入れます。整理券を配布してたり、入場確約権付きチケットも販売してたりしますが、よほど混雑する日でなければ、おそらくとくにそういったものは必要ないかと。ただアトラクション自体は混雑すると思います。オープンした早い時間、もしくはクローズ直前くらいの遅い時間であれば、比較的短い待ち時間で乗れるようです。

 

ホグズミード村までの道のりは長い通路(森をイメージした)になっており、通路を歩いている時にも、ハリポタファンであれば、「あっ!」と思わず写真を撮りたくなるようなあるモノがあり楽しめます。ここでは書きませんが。もうとにかく期待感がMAXで足取りが自然と早足になっていまうこと間違いないです。

子どもの頃に想像の中で誰もが行った「ホグズミード村」


原作で想像した、映画で見たホグズミード村のあの景色が、あたり一面に広がっています。

 

「あぁすごい・・・」

 

子どもの頃想像の中で何度も訪れた世界が、今目の前に広がっています。

ハリーポッターの、あの世界が目の前にあります。

 

 

「これが森岡さんがやりたかったことなんだ」

 

施設はスチュワート・クレイグ氏(映画の実際の美術監督)が全面チェックし、最終チェックは原作者のJ・K・ローリング行っているそうです。

ということはですよ、

 

そうです。もう世界観を真似したというよりも、本物と言ってしまって問題ないということです。

 

バタービールもありますし、杖の店(オリバンダーの店)もあります。ハリーやハーマイオニーの杖がちゃんとあります。バーティ・ボッツの百味ビーンズもあります。あと、初めて行くのであれば、奥にあるトイレにも行ってみてくださいね。そこにもこだわりが・・・

本当、

子どもの頃の自分を連れていってやりたいですね。

 

大人になってもこんなに感動するんですから。

アトラクション「ハリー・ポッターアンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」


このエリアの目玉アトラクションです。導入当初SMAPがCMで体験していたのを覚えていあますか?導入からけっこう経っていますが、ようやく、ようやく乗ることができました。

人気のあるテーマパークの人気のあるアトラクションで何がつらいって、

やっぱり待ち時間じゃないですか?

もうアホか?ってくらいの待ち時間がたまにあったりしますし。

 

その点このアトラクション優秀です。というのも、このハリポタ施設の目玉はもうひとつあって、それがホグワーツ城なんですが、もう外観見たら、「ホグワーツ城だーーーーーーー!」って叫びたくなりますよ。そのホグワーツ城の中に私どもマグルが入れるようになっています。このアトラクションがホグワーツ城内にあるので、その待ち時間の間、城内を通って進んでいくようになっています(アトラクションに乗らなくても城内だけ入るというのもできます)。

なので、待っている間もテンション上がりっぱなしです。

 

ちなみに、森岡さんのオススメは夜のホグワーツ城(外観)だそうです。

 

まず感想としては、もうすごいとしか言いようがないです。

 

泣けてきます。

 

最高のエンターテインメント作品『ハリー・ポッター』と最高の技術が合わさって、それですごくないわけがないじゃないですか?

 

本当感動しました。

 

まだ乗ったことなければ、

 

絶対に体験してください。

 

ただ難を言うと、酔う可能性はあります(笑) 待っている間、周りからちらほら、「酔うんだよねー」といった声が聞こえてきていたので、「酔うってなんだ?」と思っていたのですが、実際体調万全でないときに行ったら吐いてたと思います(笑)

 

「うわっうわっ」みたいになってちゃんと細部を楽しむ余裕がなかったので、待ち時間がそんなになければ最低2回は乗りたいところでした。

マーケター森岡毅


USJをV字回復させた日本のマーケター

森岡さんの功績はUSJのV字回復という大きなものから、語り尽くせないものまでたくさんありますが、マーケターとしての森岡さんの大きな功績の一つは、

それまでのUSJにあった、誤ったこだわりを、「それは違う」と、声を上げて正すことにあったと思います。

 

つまり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンというブランドを「映画の専門店」という妄想から、「世界最高のエンターテインメントを集めたセレクトショップ」へと脱皮させることでした。

誰にどれだけ石を投げられようが、何としても最初にやらねばならないことでした。なぜならば「映画だけ」のテーマパークでは、不必要に狭すぎるからです。

P35より引用

 

これってとても勇気のいることだと思いません?入ったばかりの奴がそんなことを言ったら、反感は避けられませんよね。それでも森岡さんはやってのけました。やっぱり、何かを変えるというのは、それくらいエネルギーが必要なものなのだと思います。

 

会社って、あなたのいる会社もそうかもしれませんが、大きければ大きいほど、人が増えれば増えるほど、中にいる人たちの考えることって、【顧客】からどんどんどんどん離れていってしまうじゃないですか?

自分たちにとって重要なことを話して、【顧客】にとって大事なことを話さなくなるじゃないですか?

 

優秀なマーケターが皆口を揃えて言っていることですが、森岡さんも例に漏れず、【消費者理解】を大切にしています。

 

答えは【顧客】の頭の中にあるのです。

 

森岡さんの場合は、例えば、テーマパークが好きで、それまでに数々のテーマパークに足を運んでいたそうですし、カプコンのゲーム『モンスタハンター』をUSJに呼ぼうと画策した時には、モンハンを理解するために、寝る間も惜しんで数百時間プレイしたそうです。

私は信じているのですが、マーケティングをやる人間は、何でも自分自身でやってみることを習慣にするべきです。前職でヘアカラーやスタイリング剤を売っていた時代は、私は自分のヘアスタイルを金髪のスパイキーや、真っ赤なソフトモヒカンにしていたこともありました。

P78より引用

モヒカンって(笑)見てみたいですね(笑)

そこまでできる人が、一体どれだけいるのでしょうか?

【顧客】不在の時間を無駄にしているだけの会議に精を出す日本のビジネスマンの中に、そこまでできる人がどれだけいるでしょうか?

 

答えは、ほぼいないです。

ですから、森岡さんは優れたマーケターなのです。

 

最後に私が大切にしている教えです。

しかしつまるところ、外部条件が大きく変わらないときに「より良い結果(=違う結果)」を出すには、この2つしか方法がありません。「違うことをやる」が「同じことを違うようになる」か。本当にこの2つだけなのです。よい良い結果を求める我々は常に「違うこと」と「違うやり方」を模索し続けなければなりません。

P219より引用

森岡さんに学ぼう


・マーケターになりたい(学生もビジネスマンも、誰でもマーケティングを学ぶべき)

・マーケターとしてのレベルを上げたい(本物を知っておく必要があります)

・集客の極意を知りたい(マーケターは集客の専門家ですから)

・もっと仕事で成果を出したい

・アイデアの出し方を知りたい(アイデアは0から生み出すな?)

・アイデアの神様とは?(神様=〇〇です)

・問題解決の方法を知りたい(問題解決のフレームワーク)

・新しい一歩を踏み出す時のリスクの取り方を知りたい

・USJもっともっと楽しみたい(知っているのと知らないのとでは楽しみ方が変わります)

・USJ(森岡氏)がUSJを通して何を伝えたかったのか知りたい

・なぜハリウッド・ドリーム・ザ・ライドが後ろ向きに走ったのか知りたい(後ろ向きに走るなんて「安全性が」という技術陣を・・・)

・『THE WIZARDING WORLD OF Harry Potter』の開発秘話を知りたい(反対の声を押し切って・・・)

・テーマパークを通して日本を元気にするとは?

目次

プロローグ 私は奇跡という言葉が好きではありません

第1章   窮地に立たされたユニバーサル・スタジオ・ジャパン

第2章   金がない、さあどうする?アイデアを捻り出せ!

第3章   万策尽きたか!いやまだ情熱という武器がある

第4章   ターゲットを疑え!取りこぼしていた大きな客層

第5章   アイデアは必ずどこかに埋まっている

第6章   アイデアの神様を呼ぶ方法

第7章   新たな挑戦を恐れるな!ハリー・ポッターとUSJの未来

エピローグ USJはなぜ攻め続けるのか?

あとがき  打ち上げられた「ハリー・ポッター・ロケット」

 

こんな裏話を読めて(おもしろくて)、さらに勉強になる本ってそうそうないですよ。

USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)

 

【参考・引用部分】

『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』森岡毅 角川文庫 平成28年より