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シンプル様曰く「囚われの身から抜け出す方法はある」

2017年5月10日

 

今日は久々にシンプル様の家に遊びに行くことになった。中目黒の高級マンションで、シンプル様は1人暮らしをしている。何度か招待してもらったことがある。

 

「おじゃまします」

「どうぞくつろいでくれたまえ」

「相変わらず何もないですねっ!」

「いやに極端な物言いだな青山君!この家には、冷蔵庫だって、洗濯機だってちゃんとあるじゃないか」

「それはそうですけど、一般的な家にあるような、テレビとかゲームとかそういうものがないですよ」

「なるほどそうか!」

 

「青山君、君も消費社会の犠牲者か!!」

「囚われの労働者よ!!」

 

「青山君、君は就職先が決まったとき、とてもうれしかったと言っていたね」

「はい」

「でもそれはね、すなわち、囚われの身になったということなのだよ」

???

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「青山君、君はなぜ働いている?」

「生活のため?」

「君の言う生活とはなんだい?」

「税金や家賃、光熱費、通勤電車の定期代、日用品、贅沢品、食費を支払うことを指しているのかい?」

 

「生きるために働くとは何だね?」

 

「青山君思い出してみるがいい」

 

「『ちょうど良いくらいに生活させてやろう』という資本家の言葉を」

 

「年収300万円のA君と年収600万円のB君じゃさほど変わりはないのだよ。収入が上がるにつれ消費社会の誘惑は強くなるからさ。固定費が君を会社に向かわせているのだよ!!君が社会に異を唱えられない理由はそこにある」

「大事なことを一つ言っておこう」

「青山君、君がこの先、仕事がつらくて苦しくて辞めたいと思ったときにとても役に立つ生き方さ」

「どんとミニマムに構えよ!!そうすれば社会の言いなりにならなくて済む」

「そう深刻な顔をするなよ青山君、せっかく来てくれたんだ。パンケーキでも焼くよ。腕は確かさ」