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毎日の生活の中で「自分の進むべき道がわからなくなっている」あなたへ

原点に戻る

たとえば東京で1人暮らしをしていて、毎日を忙しく会社の中で過ごしていたりすると、ふとした瞬間に「あれ?自分の人生これでいいのだろうか?」と考えてしまうことがあると思う。若い頃はとくに、自分に可能性はあると思っているけどなかなか身動きできないということもあるから、ふとした瞬間に、自分の進んでいる道が正しいのかがわからなくなってしまうことがある。

 

そういう時には、【原点に戻る】というのが有効な方法である。

 

これはとくに地方から1人で上京している場合にはすごく有効だ。

 

地方から出てきていなくても、上京していなくても、人には必ず今の道を選択することになった原点が存在する。どんなことにもきっかけとなる出来事があって、そして始まりがある。

 

医者になった人が、子どもの頃に近しい人が病気で亡くなってしまって、「その時何もできなかったから医者を目指した」というのは少しベタかもしれないけれど、人には必ず今そこにいる理由がある。

 

必ずあるのだけど、毎日の生活の中でそれを忘れてしまって、そして忘れてしまうと、人は自分が何をやっているのかがわからなくなる。

 

たとえば企業には【経営理念】というものがある。自分の会社の経営理念をスラスラ言える人はいないかもしれないけど、経営理念は言ってみれば会社の原点だ。

 

たとえばリクルートホールディングスの理念の中に、

まだ、ここにない、出会い

というものがある。

 

これは世の中に新しい情報を発信するというリクルートの広告会社としての原点を現した言葉だ。

 

多くの会社には、創業者たちによって作れられた経営理念がある。

これには「いつでも原点に戻れるように」という意味と「会社の進むべき道しるべを照らす」という意味が込めらている。

皆「何かがしたくて」その場所にいる

私たち個人にも会社と同じように原点がある。

たとえば私は、小学校の頃からずっと東京で1人暮らしをすることを考えていた。

実家が嫌いだったわけじゃない。実家は大好きだった。だからずっと家にいるという選択肢もあった。

だけどそれ以上に、東京にはチャンスがあると思った。東京に興味を持ったのはドラマ『池袋ウエストゲートパーク』の影響だった。

子どもの頃、毎日のように『池袋ウエストゲートパーク』を見ていた。

東京はいろいろなことが起こる場所なのだと子どもながらに思っていた。

 

それから高校生になって、「どこの大学に行くか?」というのを決める時には、迷わず東京の大学の中から行ける場所を選んだ。

その頃にはもちろん『池袋ウエストゲートパーク』にはハマっていなかったけど、でも東京には、自分が住んでいる田舎にはない物がたくさんあるのだと信じる気持ちは持ち続けていた。だから東京で暮らすだけで、何かとんでもないことが起こるのだと信じていた。

実際にはそんなことはなかったのだけど、それから大学を卒業して、既卒になって、就職して、そしてその会社を辞めてからも、私は東京で暮らしている。

お金がなくなって死にかけても東京に留まり続けた理由

会社を辞めた後、貯金がほぼなくなってどうにもならなかった時期がある。

家賃のことを考えたら、借金せざるを得ないと思った。

 

ちょうどそんな時地元に戻った。両親に話したら「家を解約して戻ってきなさい」と言われだろうから、お金のことは言わなかった。

「生活は大丈夫なのか?」という両親の言葉に、

「大丈夫」とだけ返した。

 

地元に帰ると、なぜか急に自信がわいてきた。

そこは私が18年間生活した場所だったからだ。そこは私が義務教育のもとで、何不自由なく育った場所だったからだ。

そこは私が「頭が良い」とか「かっこいい」とかいろんな人に言われてきた場所だった。

そこは私が「無理だと思う」と先生に言われた受験を突破し、「お前ならできる」と両親に言われ続けてきた場所だった。

 

だから私は、地元に帰るだけで自信に溢れた。

 

そろそろ落ち着くのも悪くないんじゃないかと思った。

 

でも次に日にはすぐにそんな思いを撤回した。

 

私は地元に友人と呼べる存在がいなかった。

もちろん中学や高校に通っていた頃にはいたけど、上京と同時にメールアドレスを変えたり、電話帳の連絡先を全件削除していた。

もう二度と会うことはないと思っていたからだ。

 

だから私は、地元に友人と呼べる人がいなかった。

東京にはおもしろい人たちがたくさんいる

それに比べて、東京には会いたい人たちがたくさんいた。

面白い人たちがたくさんいた。

東京は多様性の街だからだ。

 

東京では、無職だろうがアフィリエイターだろうが、起業家だろうが会社員だろうが、肩書なんてなんだってよかった。昼間からカフェで読書していようが誰にも白い目で見られることはないし、仕事をしていなくても女の人と付き合えた。

田舎では、肩書こそが近所付き合いにおいて重要な意味を持つ。平日の昼間に家にいることは許されなかったし、小さな枠の中にはまっている人たちも多かった。

 

だから私は東京で生きているのだと気付いた。だから私は東京が好きなのだと気付いた。だから私は東京に留まり続け、今も東京で生きているのだと気付いた。

私は原点に戻ることで、それに気付くことができた。

 

あなたの原点はどこにありますか?