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どんな親も優れた教師の面と反面教師の面を持っている

2018年9月22日

産まれてから大人になるまでの間に、親からどんな教育を受けるかによって人生が変わるという話です。

人は両親の良い所と悪い所を受け継ぐ

産まれてすぐに親から離されて捨てられた子猫は、人によくなつく。だけど警戒心の強い野良猫に育てられた子猫は、子猫の時からもう、人間に強い警戒心を抱いて生きるようになる。

親猫が「人間は恐ろしい存在である」ということを教えるからだ。

そうやって育った子猫は、いつか人間のもとで共に暮らすようになっても、なかなか心を許すようにはならない。たとえ飼い主が毎日のようにご飯をあげて、愛情を注いでも、子どもの頃に親から教育を受けた猫は、そう簡単には心を許さない。

私にはそれはまるで、本当はすぐそこに成功のための機会があるのに、失敗を恐れて一歩を踏み出せないでいる人間社会の大人のように思える。

 

人間もまた親から、それが意図してというわけじゃなくても、同じ時間を長く過ごすことで親の行動や思考を受け継ぐ。

それは人として素晴らしい要素もあれば、そうじゃないものもある。

成功者はよく、「付き合う人を選べ」と言うが、それは私たちが長く時間を過ごす人たちに影響を受けやすい存在だからである。私たちは親を選ぶことができないし、親から受ける影響を阻止することもできない。

親から受ける影響はものすごく大きい。

大人になってから気付く

もしかしたら自分の中のある要素が、両親から受け継いだものなのかもしれないということには、周りからの自分の評価や自分自身と深く見つめ合った時に気付く可能性が高い。

たとえば私は人からよく「優しい」とか「汚い言葉を使わないし育ちが良い」とか言われるが、これはたぶん両親の影響が大きい。

私は両親が誰かの悪口を言っているのをほとんど聞いたことがない。だから私も子どもの頃から人の悪口を言わなかった。

他にも、子どもの頃に子猫を拾って家に連れて帰ったことがあったが、ある時祖母から父も子どもの頃に捨てられていた犬を連れて帰ったという話を聞いて、なぜか安心したのを今でも覚えている。

必ずしも良い部分だけを受け継ぐわけじゃない

もしも両親と全く同じ人生を歩むのなら、両親と同じような思考や行動様式を持つことはプラスに働くのかもしれない。たとえば「たくさん勉強して良い会社に入りなさい」というような。

でももしも両親とは別の道を歩みたいと思っているなら、もしかするとある目標を達成するために障害になる何かを受け継いでいる可能性もある。

ロバート・キヨサキは、これを金持ち父さん・貧乏父さんという2人の人物の比較によって世の中に発信し大金持ちになった。

 

『金持ち父さん貧乏父さん』はお金と人生についての2人の父親の教えを書いた本だが、私たちの両親もまた、お金や人生において、金持ち父さんの面と貧乏父さんの面を持っている。

完璧な人間などこの世にいないから、たぶん世の中の全ての親がこれに当てはまっている。

 

たとえばお金を稼ぐのがうまくて、積極的な思考を持っている人格者の父親であっても、女遊びがやめられなくて夫婦仲が悪いということもある。

そういう親を持った子供は、お金がいくらでも稼げるというプラス面を受け継ぐかもしれないが、それと同時に、本当は素敵な家庭を持ちたいのにもかかわらず、女遊びにハマってしまうというマイナス面も受け継いでしまうかもしれない。

 

私は両親の素晴らしい面をたくさん受け継いだが、同時に私自身がマイナスだと感じていることも受け継いだ。

 

私は大人になって両親のことを改めて考えてみた時に、この点に気付いた。

 

私が自分の性格面で直したいと思っていることは、やるべきことを先延ばしにすること即決できないこと、そして計画性がないこと時間に対する価値の認識の甘さである。

 

大学生くらいまではそこまで気にしたことはなかったが、たとえば大人になってから恋人に言われたり、他の人と比較してみたりした時に、たしかに明らかにこの点は自分の性格のマイナス面だとわかった。

そしてこの自分の性格のマイナス面を持って改めて両親と接して気付いたことは、両親もまた、同じ性格面を持っているということだった。

もしも別の道を行くのなら

これはべつに、「自分の性格の悪い面は他の誰かのせいだ」というような単純な話ではない。

上に挙げた私の性格のマイナス面だって、必ずしもマイナス面とも言えないし、必ずしも捨てなければならないわけでもない。

それをマイナス面であるとか、捨てなければならないとかを決めるのは、あくまでも本人の意思である。とくに大人の場合には。

 

じゃあなぜ私が自分の性格のある特定の要素をマイナス面だとか、改善しなければならないと考えているのかというと、それは別の世界があることを知っているからだ。

 

ロバート・キヨサキは『金持ち父さん貧乏父さん』の中で、どちらかと言うとお金の面では悪い例として貧乏父さんを挙げているが、もしもロバート・キヨサキ氏が、金持ち父さんの思考に触れていなかったならば、貧乏父さんの教えは間違っていることに気付くことはなかった。

ロバート・キヨサキ氏は、金持ち父さんと貧乏父さんそれぞれの思考や行動様式を比較することで、どちらが自分にとって正しいかを選択したのだ。

 

そしてこれが、私が時間に対する感覚とか決断力とかいった点で、自分が持っている認識は間違っていると理解した理由だ。つまり私は、たくさんの本を読み、いろんな人に会い、その中でもとくに「お金持ちになる」という一点のみに絞って人を見た時に、お金持ちになった人たちは皆、時間に重きを置き、決断力がずば抜けていることを知ったのだ。

そして私は、人生のある地点でその道に進むことを決めた。

 

だからそれまでとくに考えてこなかった自分の性格のある部分が、おそらく障害になるだろうと考えたのだ。

人の性格は変えられるのか?

人間性を全く変えてしまうような変化を起こすのはそう簡単ではないけれど、認識によって変えることができるものなら、比較的簡単に変えることができる。

 

先延ばしの癖は「明日でいっか」と思った時に、それを受け入れずにめんどくさくても、眠くても「今やること」で少しずつそれが当たり前になっていく。

時間を大切に使うという点も、たとえば何かをやる時には自ら締め切りを設けたり、年々早くなっていくように感じる誕生日までの日数を数えたりとか、そういう簡単なことで時間を無駄にしないような生活はできるようになっていく。

だから私は何かを変えたいと思っているなら、それはできると考えている。

まとめ

私は両親をすごく尊敬している。子どもの頃から、そして今でもずっと、私にとって両親は誰よりも尊敬できる大人だ。だからもしも両親の教育のどこかに問題があったとしても、私の両親への思いが変わることは決してない。

 

それでは。

『親と教育』についての話でした。

お読みいただきありがとうございました。