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「読書に意味はないのだよ」シンプル様と成功のための読書について

2017年5月8日

 

私の部屋の本棚には、1000冊以上はあるだろうか?

本が並んでいる。

本棚に入りきらずに床には何冊もの本が積み上げられている。

もう読まないだろうと売った本も合わせれば、読んだ本の数は膨大だ。

 

「本を読め」

多くの成功者は口をそろえてそう言う。

私はその教えに従って膨大な量の本を読んできた。

なのに・・・

成功は遥か高みにある。

ニートだった頃と何も変わらないじゃないか・・・。

 


 

「コーヒーが飲み放題なんて、良い時代になったものだ」

シンプル様は3杯目のコーヒーをおかわりしてそう言った。

「青山君、私が薦めた本を読んでくれたかね?」

「はい」

「いい心がけだ!君は素直な努力家で、優秀な生徒さ」

「ありがとうございます。でも時々わからなくなります。読書が成功につながるのか疑問に感じることがあります」

「なるほどなるほど。青山君、考えるということは良いことだよ。世の中の多くの人たちが既に思考力を奪われているからね。人生とは思考の旅だよ。君は今、奪われたものを取り返すための旅路にいるのだよ」

「君に話しておこう。読書そのものが成功につながることはない。君も理解しているだろうが、行動しなければ現実は変わらない。いくら教科書を読んで知識を詰め込もうと、試験当日、試験会場に行って、ペンを持たなければ君の現実は何も変わらない。そんな当たり前のことを、こと人生となると多くの人たちが見失う。知ることが全てで、会場に向かいペンを握る必要はないと思っている。それで彼らは、試験に合格しないと人生を嘆く。なんともおかしな話だと思わないか?」

 

「もう一点はそもそもの読書の目的だ。君がある本を読もうと購入する。そして読み始める。君の当初の目的は、何かを知りたい・何かを解決したいといったものだったはずだ。ところが目的は、いつしか形を変え、本を読むこと自体が目的に変わる。君は本の最後のぺージを読み終えたとき、達成感を感じてはいないかい?それこそ目的と手段の混合というものだよ。読書に意味はない。読書は現実を変えるための手段なのだ」

「隅から隅まで味わい尽くす必要はない。退屈な本など破いてしまえ」

その夜家に帰ると、シンプル様から着信があった。

「青山君、今日は厳しいことを言ってしまったね。成功のための読書方法はシビアなものなのだよ。ただ読書自体には多くの人が気づいていないある秘密がある。それについてはいずれ話そうと思う。ではおやすみ!」

電話を切った後、シンプル様の言葉を思い出しながら本を開いた。

その1ページ1ページが以前とはなぜか様相を変えていた。
それはまるで宝の地図のようだった。