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「君は砂漠で咲きなさい」シンプル様と戦略

2017年6月2日

 

街中を見渡せばどこかで見たことのある店が至る所に溢れている。コンビニはもちろんのこと、レストラン、居酒屋、スーパー、似たようなモノが溢れている。そのどれもが違うのだけど、そのどれもが同じように見えて、結局はどこへ行っても同じような気がしてくる。

変わり映えがない。残酷なほどにね。

それは何も店に限ったことではない。

ネットの世界でも同じだ。

こうすればモテます!こうすればお金を稼げます!

どこにも似たようなものが溢れている。

「はぁ~」


 

私がため息をついたときだ。

トンっと私の肩に何かが当たった。

「ため息なんて、どうしたのかな?青山君!」

「これでも飲みたまえ!」

シンプル様!

「ありがとうございます!」

(缶コーヒー、あんまり好きじゃないんんだよな・・・)

「君はもう立派な社会人さ!ところで君も例に漏れず、競争の渦に飲まれているようだね」

「この世の中は人も、店も、物も、サービスも、あらゆるものが競争の海の中で必死になって泳いでいる。『他と違う何か』を探して、ほとんどの場合うまく見つけられずに、そして多くのモノが脱落して消えていく。なんとも残酷な世の中さ。」

「君が何かを成し遂げようと思い立った時、この競争の海に飛び込まねばならないとして、果たしてそこで勝ち続ける自信はあるかね?」

「君にその実力と自信があるならそれでいい」

「でもそうじゃないなら・・・」

「そうじゃないなら、君は君だけの道を歩く必要がある!君は砂漠で咲きなさい。道のりは多少は困難になるさ。でも簡単に咲いて、すぐに散ってしまうよりずっと良いだろう?君のその頭でよく考えなさい。誰かの真似では決して生き残り続けることはできない。本当に大事なのは、目に見える戦術ではなく、目に見えないモノ、つまりは戦略のほうさ。これを覚えておきなさい」

 

シンプル様はコーヒーの空き缶をゴミ箱に捨てた。